関節リウマチの症状
関節リウマチは、関節が痛んだり腫れたりする病気です。炎症が起こりやすいのは首、肩、ひじ、手首、手指、股関節、膝、足首、足指などで、次第に全身に広がっていきます。左右両方に炎症が起こることが多いのがその特徴で、腫れてうずくような痛み(疼痛)もあります。また、頸部(首)には炎症が起こるものの、背骨には起きません。これもほかの関節症と違うところです。炎症がつづくと滑膜が増殖して、軟骨や骨の組織を破壊していきます。また、骨の破壊が進んでいくと関節の変形や機能障害が起こります。リウマチ特有の変形が起こって、関節が曲がったまま固まってしまうと手術でもしない限り、もとの状態には戻らないと言われています。
関節リウマチの治療
関節リウマチは、自分自身の滑膜を攻撃するため痛みをともないますが、その原因となる物質は関節の主成分であるU型コラーゲンなので、これを取りのぞくことは不可能です。治療は、起きている炎症を抑えたり(抗炎症薬)、免疫の働きを弱めたり(抗リウマチ薬)する対処療法になります。この方法では根本から関節リウマチを治す根治療法にはなりえません。注意したいのは、関節だけの病気ではないということです。現在の病状によってさまざまな箇所に炎症が起こる全身病なのです。自然に回復に向かうこともありますが、ときには命に関わる合併症をともなうこともあります。自己免疫疾患がふたつ、あるいはそれ以上に重なる場合を「オーバーラップ現象」と言い、それぞれに症状も異なります。
関節リウマチの3大治療
関節リウマチの治療で用いる薬剤は炎症を抑えたりする解熱鎮痛剤や、ステロイド剤とも言われる副賢皮質ホルモンの内服薬などです。関節リウマチの進行は波があるため、症状が良くなるとつい治療をやめてしまったり、反対に症状が改善しないと病院を転々としたりといったケースが多いようですが、何より大切なのは根気よく治療を続けていくことです。関節リウマチにおいては、これまでの病気の状態や血液検査の結果、薬剤の使用歴が大切な情報となります。やむをえず病院を変わる場合などは、ほかの医療機関にかかるための紹介状を書いてもらうとよいでしょう。医学治療の3本柱である「薬物療法」「リハビリテーション療法」「手術療法」です。